ヤマトタケルからのお返し。
――――――布の上にそっと置かれた、勾玉ひとつ。
ヤマトタケルが衣の下に持っていたもの。護りの力が込められている、とのこと。無銘。具体的な魔術的効果の程については不明なものの、一種の護符であると目される。
この勾玉について……蘆屋道満は些か驚いた素振りを見せ、伊吹童子は頷きながら微笑み、鬼一法眼は高らかに笑ったという。