「へえ―――アンタ、そんな風に撃つのか。 地元じゃ見ない撃ち方だ。詳しく見せてくれるか」
(古の時代に冠位まで上り詰めた弓術か…… これは興味深い)
「さすが大英雄、目の付け所がいいな! 当時の流行を、俺なりにアレンジした型でな!」
「狙い易い上に格好良い。 つまりモテるってことだ!!」
「弓術に……モテ?」「あッ要らないって顔されてる!」
若干話の流れが本筋とは逸れつつも、時も国も超えた狩人達の語らいは実り豊かであった。