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Artist's commentary
妖夢殿は、そんな事するはずがなかろう。と我が言うと
「布都様のお仲間である事を知っていれば太子様を殺さなかったかもしれませんね。うふふ」と青娥殿は楽しそうに答える。『殺さなかった』という言葉が胸に突き刺さった。「黙れ!・・・妖夢殿が・・・、そうであっても。我は・・・我達は・・・「現世を満喫しているですものね。「」さんと。太子様の事をお忘れになって。」我が話している途中に青娥殿のは我の顔を覗きこんで話に割り込んだ。「違う、我が・・・太子殿を忘れぬ事なんてある訳が・・・ないであろう!」我は衝動的に叫んでしまっていた。「でも・・・それも束の間かもしれませんね・・・。」我の怒号をそ知らぬ顔で青娥殿言葉を続ける。束の間・・・?「だって・・・妖夢様は・・・「」様にその気ですもの。布都様がずっと今まで通り何もせずに「」様の隣に居られるとは・・・「黙れ!・・・黙れ!黙れ!」また我は叫んでいた。もう聞きたくない。そんな事は・・。「ねぇ・・・、布都様・・・」「帰れ!」青娥殿の言いかけるのを無視する。「帰れ!早く帰れ!!これ以上ふざけた事を言うのなら、力づくで帰すぞ!!」我は青娥殿を睨みつける。もう青娥殿の話は聞きたくなかった。「あらあら、怖いですわ・・・。」と青娥殿はわざとらしく恐れるような仕草をして「布都様のご機嫌がななめの様ですし、今日の所は退散しましょうか。でも忘れないで下さいね。妖夢様がいる限り、貴女が「」様の傍に居続ける事は出来ないですよ」「帰れ!!」我が最後に一喝すると、青娥殿は御機嫌ようといつもの微笑みを浮かべて去っていった。・・・我が「」殿の傍にい続けられなくなる・・・?そんな事は。・・・そんな事は・・・。青娥殿を追い払った後、我は家の中に戻った。寝室の中には「」殿が何事もない様に寝息を立てていた。我はいつもの様に「」殿の腕の中に潜り込んで、「」殿の胸に顔を埋める。違う、違うのだ。我は・・・太子殿を忘れてなんてない。そんな事がある訳ない・・・。会えるのなら、太子殿、屠自古、今すぐ会いたい・・・。でも・・・・、でも、「」殿が、我は、「」殿と居たいぞ。「」殿と出会えたのはずっと短い間だった・・・けど、我は・・・・・・。・・・嫌ぞ・・・、もう、誰かを失うのは嫌ぞ。何故、妖夢殿は、なんで妖夢殿が・・・・。頭の中は、嫌な思考で混濁していて、それを忘れる為に「」殿の体温を貪ってわっふるわっふる