
Artist's commentary
シラノ・ド・ベルジュラック
喝采の音は、さながら雷鳴のようだった。
―――華々しく照明を浴びる。
―――生も死も恋も愛も。ここで全て描かれる。
そうだ、俺は、俺という人間は、
ここでしか生きられない定めであるのだけど。
この一瞬の生が、これほど輝かしいものであれば。
俺は文句はない、文句はないとも。
ああ、そうだ。我が鼻に誓ってもいい。
素晴らしきかな我が心意気、
素晴らしきかな我が仲間、
素晴らしきかな我が舞台、
ああ―――素晴らしきかな、我が生涯よ!