どうだろうか。たまには、何でもない海風に吹かれるというのも。
すまない、これは俺の我がままだ。かつて果たせなかった時間を贈らせて欲しい。
差し出した手の先に咲く情熱の花がとうに赤いのは、決して陽射しの強さのせいだけではないのだけれど、どうにもそこまでは察せない男のようである。
まあ、そういう鈍さは承知の上だから、仕方ないのだけどね!