
Artist's commentary
ソールズベリーでもう一度
えー、こほん。
一度しか言わないので、意識を集中して、目もバッチリ見開いて、この宣誓を聞くように。
「宣誓。私、王の氏族ノクナレアは
あなたの誠意と忠誠を認め、
これに最大の親愛をもって相応しい証を授与します。
生涯変わりない友情と、
生涯離さない愛情を誓って。
我が心とも言うべき王冠(ティアラ)を、
その頭に載せましょう―――」
どう、綺麗でしょう? 今までずっと、妖精である私を信頼してくれてありがとう。
調子のいい戦いの時も、全滅寸前の戦いの時も、私を少しも疑わなかったあなたの心に感謝します。
あなたとはなんていうか、前世? 妖精國での事が前世になるなら、前世から縁があったっていうか、気になってたっていうか、一目惚れだったっていうか……
とにかく! ここまで親密になったんだから、観念して王冠を受け取ること。
……む。なによ気後れしちゃって。王冠といっても結婚指輪みたいなものなんだから、さして重くは―――
「え? 物理的に重い、というか、大きい?
そりゃあ大妖精の王冠だもの。大きいわよ?
妖精國にあった王冠は持ってこれなかったから、
こっちの王冠で我慢してね、私のマスター♡」