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Artist's commentary
竜と人とに架かる清浄
兄という敬意のみを向けられる存在が、強大な力を振るう飛躍の時の妨げはなくさねばならない。この地の安寧を憂える兄に代わり、ここに残るのもその為だ。
「精霊の泉よ、我が声に応えよ」
百雷の力を備える帯革が輝く。託された浄化の役儀は果たすべきものだった。竜に畏敬を抱かぬ民との日々、兄の帰る時を待つ竜の悪くはない時間を守る為。
(兄を見る目は節穴の竜の在り方)