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Artist's commentary
VF-27
「さあて子猫ちゃん達、今から敵集団の側背を突いてこれを分断する。死にたくなければ固まりな」 「スピカ2、コピー」 「スリー!」 「フォー!!」 ■VF(YF)-27“ルシファー”はこの時代の人類領域で最も強力且つ先進的な可変戦闘機である。兄弟機のVF-25は比較的保守的な技術で纏め上げたにも関わらず同機はギャラクシー船団の高度に発達したインプラント・インフラストラクチャを大胆に導入し、有人機の限界を超えた高機動性能の確立、思考制御及び遠隔操作システムの全面採用、高エネルギー兵器搭載による攻撃力の増大等の実現に成功した。しかし、インプラントに依存し過ぎたシステムは無人戦闘機が潜在的に持つ外部妨害に対する脆弱性をも内包することになり、それは実戦配備後間をおかずして現実のものとなるのである。写真の編隊はバトル・ギャラクシー第52戦闘航空団所属のVF-27β“スピカ”小隊。ギャラクシー船団の反乱 において統合軍への忠誠を保ち続けた数少ない部隊の一つであり、戦火の拡大を阻止する為独自判断で銀河系を転戦、戦争最後の戦いとなったバジュラ母星航空戦で壊滅した。 ■ブラウ様からいただいたリクエスト絵。