積み上げられたそれは誰かの足跡。もしくは傷跡。後世に辿り着くものもあれば、人知れず紙魚に食まれて傷み、ついには没すものもある。
ある者からすれば曰くそれは宝の山。ある者からしてみれば所詮、紙の墓。
それでも、あぁだとしても……
“忘れ去られたくない”というその健気な想いを、どうして愛さずにいられるなどというのでしょう。
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