Artist's commentary
狩りの途中にちょっと寄った、ということで(何
「「……ただいまー!」」
「あら、おかえり二人とも。そんなに急いでどうしたの?」
「うん、ちょっと課題のプリント取りに」
「あらあら、大変ねぇ。……ねえ、まだ救助隊は来ないの?」
「こないだ拾ったラジオで聞いたんだけど、どっかで二次遭難してるみたいなのよねー……ったく、なにやってんのかしら」
「どんだけーだよね」
「さすがに一年も使うと、体操服もボロボロねぇ……着替え、持っていく?」
「やめとくわ。一応サバイバル中だしね、そういうわけにもいかないわよ」(バタバタッ)
「困ったわねぇ……じゃ、また白石君に働いてもらおうかしら」
「ねーお母さん、できたらお菓子とかも入れておいてほしいなー」
「はいはい」
「(バタバタッ)……あったあった……じゃ、行ってくるわね!」
「はい、いってらっしゃい。野犬には気をつけるのよ」
「「はーい!」」
「たまにはノロシで連絡しなさいね~」
「……なあ、母さん?」
「なあに、あなた?」
「何か間違っているような気がするのは、僕だけなんだろうかねえ……」
「そうかしら? ……ああ、早く救助隊が見つけてくれないかしら、心配だわ……はぁ」
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たまに狩りの途中に自宅に立ち寄り、生活必需品「ではないもの」だけを持ってバタバタと出ていく遭難者たち。
こなたの漫画本が溜まってきて、シェルターの中はえらいことになってます。
読み終えた古いやつが、焚き火の焚き付けになったりして。まさに萌えるゴミというやつですな。はっはっは。
……間違ってないよな、うん。何も間違ってない。(゚∀゚)アヒャ