This post was deleted for the following reason:
Unapproved in three days ()Artist's commentary
親衛隊の初期野戦服
M35型野戦服とM34型略帽を着用した1935年頃のSS特務部隊(SS-VT)“ドイッチュラント”連隊のSS軍曹です。
■SSの戦闘部隊であるSS親衛連隊“アドルフ・ヒトラー(LAH)”とSS-VTの各連隊が編成された1934年9月当時、SS用の制式な野戦服は未だ導入されていなかった為に様々な種類の制服や野戦服などが着用されており、統一性に欠ける状態となっていました。そして1935年初め、バラバラだった野戦服を統一する目的で、SSの制式規格で造られた新型野戦服がLAHとSS-VTに導入されます。これがM35型野戦服です。
このM35型野戦服は基本的に黒制服と同じスタイルをしていましたが、襟を閉じて着用出来る様に上衣の前ボタンの数が5個(兵/下士官用のみ。将校用は黒制服と同じ開襟型4個ボタン)となっていたほか、野戦服の色はM34型野戦服(1934年に着用されていた黒制服と同じスタイルをした野戦服)と同じアースグレーとなっていました。また、1936年3月に強制収容所の警備と管理を行っていたSS髑髏部隊(SS-TV)にも色がアースブラウンとなったM35型野戦服(pixiv #26836563 »)が日常勤務用の制服として導入されます。
なお、基本的に通常勤務時は開襟(褐色シャツ+黒ネクタイ着用)で着用し、軍事訓練時や特別な命令や指示が出た時のみ襟を閉じて着用する規定となっていました。
■このSS軍曹が被るアースグレーのM34型略帽は、LAHとSS-VTの兵/下士官が軍事訓練時に着用するヘッドギアとして1934年に導入され、その外観から『小舟』と言う愛称が付けられていました。着用する制服や野戦服の色に合わせて黒(1935年導入)、アースブラウン(1936年導入)、フィールドグレー(1937年導入)の略帽がそれぞれ制定されていました。