This post was deleted for the following reason:
Unapproved in three days after returning to moderation queue ()
Resized to 75% of original (view original)
Artist's commentary
豪放磊落で大雑把な戦車将校
将校用熱帯野戦服の上衣と熱帯半ズボンを着用し、防暑ヘルメットを被った1941年秋頃のドイツ陸軍“ドイツアフリカ軍団(DAK)”の戦車将校(少佐)です。
■通常、DAKでは階級に関係なく全ての将兵がM40型熱帯野戦服(pixiv #88632563 »)を着用していましたが、一部の将官や将校の中には上質なコットン生地で仕立てられたテーラーメイド品の熱帯野戦服を着用する者もいました。
基本的なスタイルはM40型熱帯野戦服と同じでしたが、前合わせのボタンの数が4個(5個の場合も有り)、袖口がウール製の将校用制服と同様に折り袖となっているなど、官給品のM40型熱帯野戦服と比べると全体的にスマート且つ高品質に仕立てられていました。また、上衣に取り付けられた襟章や国家鷲章などの徽章類もドイツ本国で使われていた将校用の徽章類を取り付けるのが一般的でした。
■『探検隊』を連想させるドイツ軍の防暑ヘルメットはコルク、又は厚いフェルトの帽体にカーキ色かタン色の布を被せたヘッドギアです。M36型スチールヘルメットと同様に国家色章(左側)と鷲章(右側)が付けられていましたが、防暑ヘルメットではデカールではなく、国家色章と国家鷲章が刻印されたホワイトメタル製の帽章が取り付けられていました。
防暑効果が高かった防暑ヘルメットでしたが、防弾性能は皆無に等しく、且つ嵩張る為に最前線では次第に使用されなくなりますが、戦闘のない比較的安全な後方地域で使用されていました。