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Artist's commentary
闇夜の歌姫
タイトル長いって怒られましたwwサブタイトルは省きますね・・・。
■歌が聞こえた とても優しく とても強く どこか悲しい 唄が聞こえた
暖かい日差しが幻想郷を照らす、ある春の日。 博霊の巫女はどこか違和感を感じた。しかし、何がおかしいのか。何が変わったのか、すぐには気付けない。
「ホーホケキョ」
いきなり鶯の真似をする鬼に博霊の巫女は訝しげな顔を向けた のは一瞬だった。聞こえない。鳥の声が。羽ばたく音さえ。
「どういう事…?」
先ほどまで聞こえていたはずの鳥たちの合唱は少し気を外した間に消えてしまっていた。
「やるねえ…。いつの間にここまでの術を会得したのやら。あんたも見習わなきゃね」
隣でゴロゴロしている鬼に言われると気に障ったりしないこともないが、なるほどそうか。まためんどくさい事になったのか。博霊の巫女はしぶしぶ重い腰を上げた。
「異変…ねぇ…」
歌が聞こえた とても優しく とても強く どこか悲しい 詩が聞こえた
小さい手足を必死に動かし、生きている証とばかりに泣き叫ぶ小さな命。一人では生きていけないはずなのに。なぜこんなところで泣いている。はかない命よ。脆い命よ。
私は妖怪。しがない妖怪。歌を聞くのが好きか赤子よ。ならば私は歌っていよう。お前が私を求めるならば私はお前のために生きよう。はかない命よ。脆い命よ。皆がお前のために歌ってくれる。
私たちはお前のために生きよう。私は夜雀。妖怪だ。
「どうしますか?紫様」「…どうしたらいいと思う?藍」「…………鬼子母神が相手では…少々分が悪いかと…」「はあ…めんどくさい事になったわね…ねえ…霊夢…」 ■鬼子母神を簡単にいうと強いオカンだわさ(オイ また勝手なことしてごめんなさいごめんなさいorz