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Artist's commentary
ハンドレページ ヴィクター
絶対に実装されない(好きなんでされてほしい)英国面兵器シリーズ。1947年1月、イギリス空軍省は先進的ジェット爆撃機の要求仕様を航空各社に提示した。要するに、核搭載可能な戦略爆撃機を作ろうとしたわけだ。提示を受けたのはアブロ、ヴィッカース、ハンドレページ、ショートの4社。アブロ・ヴィッカース・ハンドレページ案は、ナチからぶんどって来た翼形を使って高性能化を狙っていたが、ショート案は保守的な直線翼だった。他がミスった時の保険だね。結局、ショートの「スペリン」は他が上手く行きそうなんで試作で脱落した。最初に完成したのが、ヴィッカースの「ヴァリアント」次にアヴロの「ヴァルカン」最後にハンドレページ「ヴィクター」が完成した。世に言う「3Vボマー」の誕生だ。3機とも独特で好きなのだが、中でもまるで「宇宙世紀の空を飛んでいそうなデザイン」でカッコイイのがハンドレページ・ヴィクターである。ああ・・・英国面。3Vボマーの中でもっとも高性能であり、最後に退役したのもヴィクターだった。
画は燃料タンクを装着して、さらにそれっぽくなった空中給油機型。