Artist's commentary
時雨ちゃんと太陽塔 【やや日刊桐沢83/遠征】
桐沢艦隊の時雨ちゃんはレベル64でもちろん改2、キス島攻略でも活躍してくれたいい娘です。対空能力が高いところがとても素敵なのです。
アインシュタイン塔(太陽分光写真儀室)がある国立天文台三鷹本部には今でもタヌキがいたりします。実は中島飛行機三鷹研究所(いまは富士重工&ICU)のそばだったりもします、歩いてゆける距離です。
国立天文台はもともと、帝国海軍水路寮が観象台を設置したのが、その始まりでした。明治7年、外洋に出た船は天体を観測しながら航海していた時代です。海軍観象台が十四年後に東京帝国大学の星学科観象台・内務省天象部と統合され東京天文台になっています。
そのころはまだ麻布のあたりにありました。当時の帝都はまだ真っ暗で港区からでも星がたくさん見えたんでしょう。関東大震災のあと三鷹に移転、昭和63年に国立天文台になりました。三鷹に赤道儀室が建てられたころは造船技師さんたちが観測用半球ドームを作っていました。艦艇の船底を建造する技術の応用だったそうです。
夜の海の上で、艦娘さん達が星を見上げながら航海しているところを想像すると、ちょっとドキドキします。