Artist's commentary
Act:006 影の来し方
ショートコミックの第6回はソニックのライバルキャラクター、黒いハリネズミのシャドウ!シャドウはDr.エッグマンのおじいさん、プロフェッサー・ジェラルドによって生み出された究極生命体。超絶的なスピードと戦闘能力に冷徹なまでの明せきな頭脳で、時には共闘する仲間、時には立ちはだかる敵としてソニック達の前に現れる、神出鬼没のキャラクターです。
彼の生い立ちと取りまく世界には常に暗い影がつきまといますが、悩みつつもキゼンと立ち向かうシャドウの姿勢には、ソニックとはまた違ったヒーロー像を感じることができます。今回のコミックは、そんなシャドウがふと想い起こした過去のおぼろげな記憶のスケッチ。「実在しないもの」の追求を暗喩したとされる「プロジェクトシャドウ」ですが、「シャドウ」の名にはこんな希望もこめられていたのですね。夜空に浮かぶ宇宙コロニー「アーク」を背に、シャドウはどこへ向かうのでしょう......?