
Artist's commentary
こがばんで七夕
雰囲気が伝われば良い程度の駄文です(;´д`)ニガテー
お見苦しい文章と内容だとは思いますがお暇があれば、どぞ。
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日も暮れた7月7日――。本日は丸一日曇天なり。
里の人間共は今宵の星夜を楽しみにしていたようで、子供達はてるてる坊主を吊るし、
大人達は前もって飾っていた笹飾りを冴えない顔をしながら片そうとしていた。
私はというと、里中から聞こえるため息や落胆の声とは反対に静かに過ごせそうだと安堵していた。
この化け傘が訪ねてくるまでは。
「こんな夜空に天の川がでたらみんな驚いてくれるよね」
「化け傘にそんな能力があるとは初耳だね」
「能力というか……。白黒の魔法使いさんなら天の川らしく出来るのだろうけど」
「あぁ、あのバンカラな人間の……。で、何故わたしは連れ出されたの?」
「だって、蛮奇ちゃん騒がしいのはイヤなんでしょ? それに怒られたくないし」
「今この瞬間も充分に思うところはあるけどね……」
「つれないなあ……いいから見ててよ! わちきがたくさんの人間を驚かすところを!」
そう言うと里方向の空へめがけてナス色の唐傘を大きく振り、鮮やかに煌めく弾幕を放った。
とても天の川と云えたものではないが、ゆっくりと流れていく発光体は灰色の空を輝かせるには充分すぎるほどで、口を開けたまま魅入ってしまった。
「あ、驚いてるね? 本物のよりもカラフルで綺麗で、なんだか楽しそうでしょう?」
聞こえてくる子供の嬉々とした声や大人達の歓声を耳にしながら彼女は得意気な表情を見せた。
「風情はないがね。腹は膨れたのかしら?」
「うん、みんなビックリしたみたい」
「それは何よりだ」
幸せそうな笑顔に釣られて私は口元をマントへ埋めた。
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そんな感じのこがばんでした。なんだかんだ仲良しだといいと思います。
畏れの驚きじゃない?七夕こじつけすぎ?こここまけぇこたぁいいんだよ!(((;´д`)))