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Artist's commentary
防護巡洋艦 秋津洲
秋津洲は設計から建造まで全て日本国内で行った初の防護巡洋艦です。明治27年3月31日竣工となっていますが、完全な完成は翌年6月です。秋津洲の設計を巡って、エミールベルタンと佐雙造船大監が意見衝突し、松島型の設計のベルタン案を退け、英国型の佐雙案が採用されました。
黄海海戦で秋津洲は第一遊撃隊に属し、その高速力と10門の速射砲の威力を遺憾なく発揮して大活躍しました。絵は竣工時の姿で、黄海海戦の時は全体が明るいグレーに塗られていたようです。二枚目は、毎回絵を描くにあたって船の形を把握するために描くイメージボードで、いつもはもっとラフなんですが今回ちょっときれいに描いたのでアップします。
日本海軍シリーズ
Acrylic painting 166×240mm