Resized to 24% of original (view original)

Artist's commentary
防護巡洋艦 厳島
清国海軍の装甲艦、定遠・鎮遠に対抗するため建造されたのが松島型防護巡洋艦で、最初に竣工したのがこの厳島です。松島型は定遠の主砲を上回る32cm砲を一門装備し、三隻がまとまって敵に当たる計画でした。厳島、松島、橋立と日本三景から名がつけられていて三景艦と呼ばれます。
三景艦はフランスの造船官エミールベルタンにより設計され、一番艦厳島はフランスで建造されました。明治25年に日本に到着し、戦力化が急がれましたが、カネー社製32cm砲はやはり船体に対して大きすぎ、扱いが困難で、機関も故障続きで苦労したようです。
日本海軍シリーズ
Acrylic painting 166×240mm