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Artist's commentary
巡洋艦 高雄
高雄は明治19年横須賀造船所で起工され、明治22年に竣工した綱骨鉄皮製の小型巡洋艦です。帆走設備は持たず、2本のマストにはファイティングトップが設置され、中央部船底が二重底になっています。高雄は日清戦争で威海衛作戦に参加、日露戦争では津軽海峡警備に当たりました。
高雄の初代艦長はあの山本権兵衛で、竣工直後、技士を同乗させ一ヶ月にわたって九州方面への遠距離巡航を行なっています。畝傍の亡失がよほどショックだったのでしょうね。高雄の艦名が付くのは当艦が2代目で、初代は海軍創設時の運送船高雄丸、3代目は八八艦隊の巡洋戦艦、4代目は重巡です。
日本海軍シリーズ
Acrylic painting 136×220mm