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Artist's commentary
軍艦 海門
海門は日本海軍の木造国産巡洋艦で、明治17年に竣工しました。横須賀造船所で六年半かけて建造されましたが、計画では鹿児島で造られるはずでした(西南戦争により変更)。海門(開聞岳の別称)の艦名はそのためです。明治37年に触雷で沈没しました。
絵は竣工時の海門で帆走状態を描いています。しかし海門は帆走時の傾斜が大きくなりすぎ、総帆の展開を禁止されていたとの話もあります。清輝、天城、磐城、海門と日本海軍初期の国産艦の歴史は横須賀造船所(のちの横須賀海軍工廠)の歴史でもあります。
日本海軍シリーズ
Acrylic painting 136×220mm