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Artist's commentary
近代化改装直前の扶桑
明治11年に就役した甲鉄艦扶桑は、小型ながら当時アジア唯一の近代的装甲艦でした。しかし8年後、清国が定遠、鎮遠の二隻の装甲艦を保有し、それに対抗するため日本海軍が優秀な巡洋艦を揃え始めると扶桑はあっという間に時代遅れになります。そこで明治26年から翌27年にかけて扶桑の近代化改装が行われました。
絵は改装工事に入る前の姿を妄想して描きました。この時期、扶桑が白色塗装だったかどうか知りませんし、武装の詳細も分かりません。あくまで想像図です。
2枚目は最初にイメージを掴むために描いたカラーラフです。
アクリル キャンバス F4