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Artist's commentary
HMS Captain
キャプテンは1870年に完成したイギリス海軍の装甲艦で、非常に斬新な姿をしていました。キャプテンは回転砲塔の発案者であるコールズの働きかけにより実現した、プライベートに設計された主力艦です。外洋航行に必要な帆装を持ちながら、大口径砲を収めた砲塔を運用できる大型艦として、Eリードはモナークを、コールズはキャプテンを完成させました。
砲塔を船体に乗せたモナークに対して、キャプテンは船体をくり抜いて砲塔を嵌め込んだ形をしていて、帆を操作する甲板と完全に分けられました。完成したキャプテンは重量が750トンも超過し、少ない乾舷がさらに減少しました。1870年9月、キャプテンは海峡艦隊の一隻として行動中、スペインのフィニステーレ岬沖で強風にあおられ転覆沈没、艦長以下500名の殉職者を出しました。その中に設計者コールズも含まれていました。
絵はmid journey風に描いてみました。
外国艦船シリーズ
Acrylic painting 166×240mm