「あれは、拙僧が帝国総督であった頃のこと……」
「道満! 数々の非道、許すまじ。 正義の一矢が、汝の企みを貫くであろう」
「この国の民が、 美味い料理も安心して食えんとあっちゃあ、 俺も黙ってはいられん。覚悟しな!!」
「ンンンンンン良いでしょう良いでしょう! その尊き想い、思うさま蹂躙してくれましょうぞ」
これは、とある帝国が滅ぶまでの物語。二人の王子が友情と使命の果てに見たものは―――