武田晴信からのお返し。
轟音を上げて真っ赤なスポーツカーが甲斐を駆ける。シートに伝わるエンジンの鼓動、窓を開ければ顔を薙ぐ風と木々の匂い。そしてドライブのもう一つの醍醐味、サービスエリアに地元グルメ。食わずに帰るなんてのは野暮ってもんだ。
それは甲斐に生まれ、甲斐と生き、甲斐に果てた男の行く末に、遥か彼方に広がっていた景色。
ああ、こいつをおまえと見たかったのさ。
この美しい世界をな。