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Artist's commentary
亀に乗ったのが太郎だけでなく村人全員だったらどうだったでしょうね
「うる星やつら2 ビューティフルドリーマー」より。サクラ「運転手!急いでくれと言ったはずだが?」運転手「はいはい、すぐです」サクラ「表通りから友引高校まで車で高々2、3分のはず、やけにかかるではないか」運転手「お客さん、皆さんおんなじ事を仰いますなぁ…タクシーに乗ると時間が延びるんですかねぇ?…お客さん、亀に乗って竜宮城へ行く話、知ってます?」サクラ「今その気分を味わっとる。」運転手「亀に乗ってったのが太郎だけでなく、村人全員だったらどうだったでしょうねぇ…。全員が竜宮城へ行ってそして揃って村へ帰ってきたとしたら、それでもやっぱり数百年の歳月が経っていたことになるんでしょうかねぇ…。村人が誰一人気付かなかったとしても。」サクラ「何の話をしとる?」運転手「なまじ客観的な時間やら空間やら考えるさかい、ややこしいことになるんちゃいまっかぁ。帯に短しまつびに長し言いますやろ。時間なんちゅうもんはアンタ、人間の自分の意識の産物なんや思たらええのや。世界中に人間が一人もおらなんだら、時計やカレンダーに何の意味があるちゅうねん。過去から未来へきちんと行儀よく流れとる時間なんて始めからないのんちゃいまっかいなぁ、お客さん。人間それ自体がええ加減なもんなんやから時間がええ加減なんも当たり前や。キッチリしとったらそれこそ異常でっせ。確かなのはこうして流れる現在だけ!―そう思たらええのんちゃいまっかぁ」サクラ「面白い…これは本当に亀に乗ったのかもしれんなぁ…」運転手「このまま竜宮城へ行きまっか、お安うしときまっせー!」