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Artist's commentary
いねむり
小エビは跳ねた。勢いよく跳ねた。天井を突き抜け霧を掻き分け、小エビはさらに跳ね続けた。巨大な鷹が鋭い爪を尖らせている。だがそれすらも、小エビを止めることなどできない。鼓動が早鐘を打ち、息も絶え絶えになりながらも小エビは跳ねた。そして遂に大気圏に突入した時、小エビは燃えた。いい具合に燃えた。小エビはもう…跳ねることをやめた。重力に、身を任せ、小エビは静かに、落下した。(本日のメニュー「小エビのパリパリ焼き〜鷹の爪を添えて〜」)