
Artist's commentary
ジェイドさんと和装
月面から眺める地球はそれはそれは美しかった。しかしよく考えてみるとここには何かが足りないように感じる。その答えは、地球が知っていた。なぜ地球は美しいのか?そう、生命だ。生命の輝きこそが地球の輝き。あれを見よ。青いだろう。青いのだ。地球は。「地球は青かった」紛れもなく青い。青いは地球。地球は青い。それならなぜ地球は青い?青く見える大半は海であるのか。あれは海。海は広くて青いのだ。そうか。全ては海から生まれる。全ては。そう、所謂イケメンと呼ばれる尊き生命体はやはり海の中から生まれてきたのだ。そう確信した私はもういてもたってもいられなくなり(そもそもなぜこんな所にいるのか)必然的にこう叫ぶしかなかった。「ホップ・ステップ・ジェイド」と(「大気圏と頸の狭間に海がある」より一部抜粋)