
Artist's commentary
アニメ #エパリダ 放送まで あ と 9 日 ですね。
ここまでの原作者雑語りは三人娘についてですが、ここでいよいよ主人公のユークに登場していただきましょう。
いつも通り、すーぱーぞんび先生による設定画をペタリ。
例によって雑なキャラ指定をしたわけですが、素敵に描いてくださいました。
髪の差し色なんかは、すーぱーぞんび先生によるもので、赤の冒険装束に金メッシュが映えてますね。
原作ではちょっぴりツリ目だったりして、コミカライズ版、アニメ版とも少し違う印象。
それよりも特筆すべき点は、冒険装束。
赤魔道士らしい赤をベースに革のマント、手袋、ブーツで引き締めた感じ、めっちゃかっこいい。
特に、ブーツ。
左右非対称なデザインになっていて、ふくらはぎのラインがきゅっと出ているところが so sexy!
そして、ユークらしい細かい魔法道具ホルダー。
両脇の小型スクロールホルダーに、腰の大型スクロールホルダー。
『魔法の鞄』とポーションホルダー。
スタイリッシュにサポートかますぞ!という意志が前面に出てますね!
それともう一点、右腰に佩いた小剣。
これは、アニメの際に「彼は左利きなのか?」と質問があったのですが、ユークは元左利きの両利きです。
両手で別々の魔法を放ったり、複数の魔法道具を使用したりできます。
小剣は右手で逆手に抜いて使ったり、左手で抜いて普通に振ったり状況に応じて使い分けます。
ユークはやたらと器用な人物で、「何でもできる」「されど決め手に欠ける」キャラクターとして設計されました。
物語において、ヒロインたちがヒーローの添え物であるべきではないと考えたからです。
ユークという男は『各ポジションをそれなりにこなすものの、プロフェッショナルには及ばない』立ち位置にあるのです。
右薙作品の主人公らしく、有能であるくせに少しばかり自信が薄く、時に優柔不断で時に情けなく、悩んだ末にヒロインに背中を押してもらって奮起する、オーソドックスでヘキな男――それがユークです。
アニメでは先生からリーダーに、そして一人の男として成長してく所を楽しんでいただければ('ω')ノ