どこか懐かしい景色が広がり、昭和の時代を思わせるような味わい深い町。そんな町に、一匹の白いノラ猫がいた。名前はしろ。人間に警戒しながらも、町のあちこちをのぞき見し、気になった物を探し続ける日々。ある日2匹の子猫と出会い、しろの日常は少しにぎやかになっていった。そして、その先にはもっと大きな変化が待っていた。