Artist's commentary
キャラシでござろう
先のストーリーを固める為の自分用なキャラ説明
「るりま」
「淫豪流 ーいんごうりゅうー」継承者の1人であり、後に「御満光壊流 ーおまんここわれりゅうー」も会得。
捨て子であったが、「淫豪流」の師範「咲悪樓 峰龍‐さあくる ぽろん‐」に拾われ、娘同然に育てられ、いつしか流派を学ぶ弟子にもなった。
左目は拾われた頃には既に開かなくなっていたため眼帯をしている。現在使っているハート型の眼帯は、弟子の1人であった「あんにゅい」からの贈り物。
るりまの目的は他の6人の弟子を見つけ、殺された師匠の仇を取ると共に、奥義の秘伝書であるという「淫豪の書」をから取り戻す事。
下北沢の町で団子屋「福鼠」の店主「にょん」を初めとした町の人々から情報を集めながら活動している。
巷で噂の悪人などを成敗し、6人の弟子の行方を聞き回っており、その戦闘での暴れっぷりから「壊し屋」の名で呼ばれる。
主に「御満光壊流」を使って戦い、復讐の対象など相手を殺すことを厭わない場合には殺人剣である「淫豪流」を使う。
また、本人の特殊な技能として「叫ぶ」戦法を持つ。
これは大声を出すことで普段以上の力を発揮できる「シャウト効果」によって常人の何倍も高い効果を得られるという、るりまの生まれつきの能力である。良く叫ぶ口癖は「こんなもの!」。
現在、「淫豪の書」を2冊持つ。師範が隠し持っていたものと、盗賊「万亜珠 ーまあずー」が6人の弟子の1人「錯良 紗玖 ーさくら さくー」から奪ったものを更に奪い取ったもの。
師範に許しを得てはいないため、その内容は一切読んでいない。
・使用する武器
殺人奇剣「更打「颪」ーさらだ おろしー」
刀匠「福島 豊 ーふくしま ゆたかー」が、るりまの復讐心を刀へ映し込めて打った直刀。
刀身の鎬に沿って、刃の方向へと、細かい突起状の刃が無数に並んでいるという異形の刀で、普通ならば突起が引っかり、切断という点においては他の刀に劣る。
しかしるりまの技量と力任せの踏み込みによって、対象を引き裂くように抉り切り、切断する。これにより通常の切り傷よりもずっと損傷が酷く、傷口の修復が難しくなる。
また、鞘は抜けないよう固定できるようになっており、相手を殺さずに戦う時には鞘に納めたまま扱う。
それを想定して鈍器として扱えるように重く頑丈に作られているため、「御満光壊流」の破壊を伴う豪快な戦法と相性が良い。
「まるる」
「淫豪流」継承者の1人で、るりまを含む7人の弟子の中でもるりまと双璧をなす実力者。
家族失った悲しみの中強さを求め、流派の信念の元に弟子入りして腕を磨いてきた。
その一方で偶然拾われただけで師範の娘のように育てられ、当然のように流派を学ぶるりまを嫌悪していた。
そのうえ、るりまには剣の才があり、すぐにまるると並び比べられる存在となったことが、彼女の嫌悪を増長させていった。
そしてある時、るりまを超える為に奥義の秘伝書といわれる「淫豪の書」を求めて、他の弟子と共に師範を問い詰めたのが全ての始まりとなった。
自分の手にした淫豪の書の内容が、ただの免許皆伝の証書だった事を知り、7冊あった書は弟子達に渡す予定だった証書で、その中で流派を背負うに相応しい者へ渡す1冊だけに秘伝の奥義が記されていると考える。
そして各地へ散った他の弟子が持つ隠豪の書を求めて殺しを繰り返し、弟子のうち「白夜 あこ ーびゃくや あこー」「湯点 驚 ーゆてん きょうー」、「真中 ゆき ーまなか ゆきー」の3人を殺害するも、彼女等の持っていた書も全く同じ内容であった。
残る2冊を求め、「るりま」と「あんにゅい」を探して下北沢の町へとやって来る。
・使用する武器
「傀武打「刃憎」 ーおおぶた にんにくー」
大型の十手で、持ち手の部分に分銅付きの鎖が仕込まれている。刃憎の名が示す通り、他の弟子達から書を奪う事を目的とする為、剣士を倒す為の武器として選んだ。
通常の十手としてはもちろん、鎖を伸ばすことで変幻自在の攻撃範囲と攻守の切り替えを使いこなす。
自身も剣士である事から相手の太刀筋を読み、それを封じて制する戦法を得意としている。
分銅は簡単に外れないように工夫されているため力を込めて外す必要があるが、まるるは分銅を口に含んで啜る事で手を使わずに外す特技を持つ。
「あんにゅい」
「淫豪流」継承者の1人で、淫豪流の歴史において最強最悪の剣士。
他者の命に対して関心が薄く、幼い頃から生き物を殺し、性器を切り取るという「ちんぽ蒐集癖」を持ち、標的は動物から次第に人へと変わっていった。
この思考と幼くして殺しに手を染めた故か、戦いに対して「勝ち負け」という考えは持たず、「生き死に」としか見ていない。
より確実に相手を殺す手段を求めて、殺人剣として知られる「淫豪流」に一番弟子として弟子入りする。
師範はその才能に驚き師範代にする事も考えたが、次第にあんにゅいの持つ狂気に気が付き始め、彼女が奥義の全てを身につける事を恐れるようになる。
いつかあんにゅいがここを離れ、暴走した時に止められる剣士を育てようと新たに5人の弟子をとり、更に時を同じくして捨て子だったるりまも拾い弟子とした。
あんにゅいはその経緯は知らず、弟子仲間が増えたと喜んだ。
時が経ったある日、まるる達が師範に「淫豪の書」について問い詰める瞬間に偶然通りかかる。
廊下にまで響いてきた押し問答を聞いて呆れたあんにゅいは師範を殺害。驚いて動かないまるる達5人に、欲しがっていた淫豪の書を渡す。
5人が蜘蛛の子を散らすようにその場を去った後、師範のちんぽを切り取ろうとする際に、師範が隠し持っていた残りの2冊を見つける。
秘伝の奥義などに興味は無かったが、切り取る片手間に軽く目を通していたため内容を知っている。
そしてこれからちんぽで遊ぼうという時にるりまが道場へ戻った為、仕方なくその場を去る。
その際、質にでも出せばここを出た後の資金になるかと、淫豪の書の1冊を持ち出したが金にはならなかった為今も持ち歩いている。
道場を出てからは、ただちんぽを求めて夜な夜な人を斬っては町から町へと歩いている。
師範の死も秘伝書も他の弟子も特に関心は無いが、なにかの運命か、るりまとまるると同じく下北沢へと足を運ぶ。
・使用する武器
「洞薙珍鉾「千世」ーどうていちんぽこ せんせいー」
鉾の柄の部分が長ドスの鞘を兼ねる合体武器。
長ドスを抜刀した状態では鉾とそれぞれ両手に持ち出し、二刀流のように使う事もある。身長の倍もあろうかという大きな武器だが手足のように操る。
長いリーチが強みだが、踏み込まれたとしても、槍術の「扱く(コく)」動作を極めており、手の内で武器をシコシコと動かす事で高速で間合いを変化させることが出来る。