老いも若きも、弱い者は飢えて死ぬ。それがグリードダイクという国に住む者の宿命――…そう思っていた。
「…おい、しい…………」
他者と分け合うということ。未来を望み仲間と槍をとること。それがルイから私に与えられた食料以外の大切なもの。呪いのようにも、祝福のようにも思える私の礎となった。(黙して語らないシャンディの胸中)