髪飾りに雫が落ちる。この髪飾りは花模様だけど、それに水は不要だとか、余計なことを考えていたかもしれない。
「…ありがとう。あなたたちと過ごした時間が、私は好きだ」
私の時間はもう、きっとここから動きはしない。でも、きちんとあの人と世界を想えるようになった。そんな私を呼ぶ、光の音が聞こえた…。(トリトーの浅い夢)