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Artist's commentary
アーマードバルキリー
「お嬢さん! 馬鹿、何故戻ってきた!?」 「だって大尉さん今敵弾の直撃を受けたじゃない。そのまま見過ごすなんて…」 「クソ、敵の一斉射が来る。俺の装甲の影に隠れろ」 「えっ」 「アーマードパックのエネルギー転換装甲なら十分耐えられる。絶対顔を出すな」 「だめよ大尉さん、私も迎撃するから…」 「顔を出すなと言っただろう! お嬢さんは必ず守る、俺を信じろ」 「!」 「着弾まで10秒、早く隠れろ。顔を出すなよ、絶対だぞ。絶対だからな!」 「うん、わかった…わかったよ。だから必ず私を守ってね、大尉さん!」 ■このとき敵性ゼントラーディ部隊は数を頼みに突撃していれば民兵隊シャトルを撃破できたはずであった。しかし途上に立ちはだかるバトロイドのハリネズミ弾幕射撃と重装甲に恐れをなし遠距離砲戦を繰り返すばかりで、ついに戦機を逸したのである。 ■「ヴァリアブルファイター・マスターファイル・VF-1バルキリー宇宙の翼」読了記念に。