Resized to 47% of original (view original)
Artist's commentary
アポロ・ソユーズテスト計画
アポロ・ソユーズテスト計画は1975年にこれまで宇宙開発において敵対関係であったアメリカ合衆国とソビエト連邦が共同で行なった史上初のミッションである。これは衛星軌道上でアポロ宇宙船(奥)とソユーズ宇宙船(手前)がランデブー、ドッキングした後に互いの乗組員が両宇宙船に移りこみ、各種化学実験をするものであった。互いの乗組員は国境のない宇宙で熱く抱擁を交わし、談笑をし、各種実験を滞りなく済ませミッションは無事終了。このミッションは米ソ冷戦の雪解けを象徴するものたった。*****作品について。これまで描いた宇宙開発の作品でも特に絵画趣向の強い作品。エアブラシやスパッタリング表現が非常にうまくできたのですが、写真撮影の際にあまり綺麗に写らなかったのが、唯一の心残りですね。一番苦労したところはソユーズ宇宙船の太陽電池パネル。パースとかも大変でしたが、それを烏口で均等に線引きするのがものすごい苦行でした…もう二度と描きたくないですw*****作品原寸:1030mm×728mm。画材:アクリルガッシュ。制作日数:40日。