Resized to 34% of original (view original)
Artist's commentary
白鯨と通信
夢を運ぶ白鯨はいつも空をプカプカ泳いでいる。
地球と一緒に生まれ落ちて、だんだん地球がぼろぼろになっていく様を悲しく空から見ているのと同時に白鯨の姿はどんどん他からは見えなくなって、いつしか誰も気づかない存在になってしまった。
なぜ白鯨は見えなくなってしまったのだろう。今もすぐそこをプカプカ泳いでいるのに、、。
彼女は夢を馬鹿にしない娘。そんな彼女は空に大きな存在がいると感じていた。理由は無いがいつも優しい何かがこの世界を見ていてくれていると。
あるとき彼女に一本の電話が入る。彼女はきっとそれに違いないと受話器を取った。
Quarterly pixiv vol.04 に掲載されました。ありがとうございました。