SMSケーニヒ・ヴィルヘルムは、1865年にロンドンのテムズ造船所で、オスマン帝国の装甲艦として起工されました。1867年にプロイセンに購入され、1869年2月にプロイセン海軍に就役しました。ケーニヒ・ヴィルヘルムは、プロイセン〜ドイツ海軍において、1891年にブランデンブルクが進水するまで最大かつ最も強力な軍艦でした。

ケーニヒ・ヴィルヘルムは1870年から1871年の普仏戦争中に艦隊の旗艦を務めましたが、エンジンのトラブルにより満足に行動することができませんでした。1878年、演習中に誤って装甲艦グロッサー・クルフュルストに衝突して沈め、多くの人命が失われました。ケーニッヒ・ヴィルヘルムは1896年に装甲巡洋艦に改造されました。

三枚目が装甲巡洋艦となったケーニヒ・ヴィルヘルム(水彩A４）

外国艦船シリーズ
「戦艦誕生まで〜装甲艦編」