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Artist's commentary
蟠竜丸の奮戦
明治二年五月十一日(旧暦)の箱館湾海戦の様子です。無敵かと思われた旧幕府艦隊も蟠竜丸一隻を残すのみとなり、蟠竜丸(松岡磐吉艦長)は弁天岬砲台及び浮き砲台となった回天と協力して新政府軍艦隊を迎え撃ちます。
絵は、蟠竜丸の放った一弾が朝陽(ちょうよう)に命中し弾薬庫が爆発した瞬間です。新政府軍艦隊は左から、春日、甲鉄、陽春、丁卯、そして朝陽です。蟠竜丸はこの後も果敢に砲撃戦を展開。全弾撃ち尽くした蟠竜丸は浅瀬に乗り上げて総員退艦となりました。
今回はパノラマっぽく描きました。構図的には岩橋教章画「朝陽艦爆沈之図」と同じです。
アクリル キャンバス F8の半分