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Artist's commentary
架空の信濃の最後
莫大な資材と労力をかけて建造された巨大空母信濃ですが、史実ではあまりにもあっけなく海の藻屑となりました。たとえ呉に無事着いたとしても、すでに空母として活躍する機会は失われていて、雲龍、天城と同じ運命だったかも知れません(葛城の運命だったらちょっと嬉しい)。
そんな信濃が最も輝けるとしたら、レイテ海戦に小沢艦隊の一艦として出撃できた時だったと私は思います。ミッドウェー海戦後、信濃が空母に設計変更され、工事の遅滞やドック出渠時の事故などがなくストレートに完成していたらレイテに間に合っていたように思えます。
信濃を発見したハルゼーはきっと全力をあげて叩きにきます。必要以上にハルゼーの北方誘致を成功させた信濃は瑞鶴や瑞鳳とともに沈みます。艦長はもちろん阿部俊雄大佐。信濃がハルゼーを引きつけたおかげで、もし武蔵が満身創痍になりながらも生還したら、妹死して姉を救うの美談にもなりますね