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Artist's commentary
靈異伝
ここは東の国のとある小さな神社、‘博麗神社’、ここには色々な出来事が起こるため、普通の人はめったに近寄ったりしなかった。 しかし、"人間でない何か"が、人里におりてこないのにはわけがあった。 それは、この神社には代々、神に通ずる力のある女性、つまり巫女がいたからであった。 なぜ、この小さな神社に力の在る巫女がいるわけは、ここには地獄や魔界、といった‘人間でない何か’の棲む世界との接点(ゲート)が重なっているからである。 その昔、ここから現れる妖怪、悪魔などを封印するために、全国各地の力のある修験者、調伏師、などが集まり封印に成功した。 が、そのときの反動は非常に大きく、集まった者も全滅した。 それから時がたち、あれほどの力をもった封印の効力も薄れてきた。 この神社の巫女は、‘人間でない何か’を人里におりていかない様にするためかなうはずもない敵に対し、精一杯の修業を積み、それでも無理と分かっていながら、自分の身を犠牲にし、このゲートへ向かっていった。・・・う・そ ほんとは、変な事巻き込まれ体質の巫女、博麗靈夢。‘人間でない何か’に、神社を破壊されちゃって、おこちゃったのだ。この怒りを沈めるには、‘人間でない何か’を、全滅させるしか!!って、半分うそ ほんとのほんとは、博麗靈夢は、かなりの楽天家。今回もきまぐれで、ゲートに入ってみたのであった。 ここの魔に対して効力のあるのは、博麗神社最大の秘宝‘陰陽玉’だけであるということが分かったのも、しばらくしてである。 靈夢「ま、いっか。‘陰陽玉’をうまく使えば、なんとかなるわよね」 どうなることやら・・・・