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Artist's commentary
SV-51・Ⅱ
■可変戦闘機パイロット、コールサイン“オホートニク”(露語で狩人の意)は、星間大戦後に現れた統合軍エース達の中でもSV-51を愛機とする点で一際ユニークな存在である。元反統合同盟軍パイロットであった彼女は戦時中伝説のシュワルベ中隊に所属して統合軍のVF-0と渡り合い戦後も停戦に応じず戦闘を継続、後に紆余曲折を経て永年の敵だった統合政府側に寝返り、雇われ兵として今度は敵性ゼントラーディ人部隊や曾ての仲間である反統合ゲリラと戦った。彼女は持ち前の冷静さと経験に裏打ちされた卓越した操縦技術、そして反応エンジン搭載型SV-51(戦死した友人のカラーリングを受け継ぎ赤く塗装された)の高い戦闘力により“赤い魔女”“翼に乗った死”と恐れられたが、味方からも裏切り者の元敵側エースという経歴や戦時中恐怖の的だったSV-51の悪魔のようなシルエット(その吸気音は悲鳴のようだと揶揄された)、冷淡で周囲に馴染もうとしない本人の態度等から疎まれ、忌み嫌われた。