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Artist's commentary
「巨人は若者の声を聞いた。吹きわたる砂漠の風の中に確かに聞いた」
太陽の牙ダグラムよりダグラム。疲れ果てた自分を投影しながら描いてきたが、完成してみればその興奮からか、砂漠に眠る鉄の巨人は、この死に満足しているように見えた。あるいは、笑っているようにすら思えた。
月の沙漠の朽ちた鉄の戦士。とにかく死んでる感じにしたい。ターボザックが重くて潰されそうな感じにしたい。人間が、ガックリと、そしてぺしゃんこになっている感じにしたい。二度と立ち上がれないくらい疲れ果てている感じにしたい。首がガックリと落ちている方が、より死んでる感じがすると思って、首ばかり何度も描き直した。最後に星を散らし、月光の青をさして完成。どこかの砂丘に1/1ダグラム建立を祈願しつつ。