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Artist's commentary
取り戻した居場所
ハルヒ消失事件の後、
退院した俺は文芸部室へ向かった。
久しぶりに部室のドアを開けると、そこには―
ハルヒが、
古泉が、
朝比奈さんが、
そして長門がいた。
良かった、四人とも間違いなく北高の生徒だ。
入院している間にまたハルヒ達が消えているのでは…と
馬鹿なことを懸念していたが、杞憂に終わったようだ。
一瞬、何か強烈な違和感のようなものを覚えたが
しばらく入院していたせいだろう。
なに、じきに本調子に戻るさ。
やかましい団長の声を聞き流しながら、
俺は密かに心の中で呟いた。
「ただいま、SOS団…」