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Artist's commentary
【PFLS】一人と一匹
(おなかがすいた…)
この国には食べられる物が少ない。
どこかに所属しているわけでもない少年は、獲物を借るため狼の姿になり城跡を彷徨っていた。
(この匂い…?)
どこからか嗅いだことのある美味しそうな匂いがした。
しばらく走っていくと、目の前に少女を見つけた。
ノーザリアの戦士だろうか。これから戦いに出るような恰好をしている。
「誰…?!」
少女は驚いた様子で狼のほうを見ていた。
クーン、と鳴きながら少しずつ近づいていくと、敵意がないのが伝わったのか少女は狼に手招きをした。
(この匂い、ディジーベルだ!)
少女のポケットに鼻を寄せると、「食べたいの?」と言いながらお菓子のような綺麗な花を狼に差し出す。
「狼なのに角が生えてるんだ。メーリと一緒だね」
花をペロリと食べてしまった狼を撫でながら、少女は話しかけた。名前はメーリというらしい。
一緒。一人ぼっちの狼は嬉しくなり、尻尾を振って頬を寄せた。
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メーリさんとっても好きで妄想がふくらんでしまいました…!!
ファンアート失礼しました!
凍雪のメーリ
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以前クララ君に食べさせてもらって味をしめたお菓子のディジーベル
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混血の狼リオン
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