「…この地を穢す異端よ、此処から立ち去るならば追いはしない。だが…」
闇から這い上がるそれは竜の形を成していった。

纏わりつく闇に向かい、蒼い竜は牙をむけて嗤う。
「古の大先輩から来てもらえるとはね。この世界の竜とやりあうのは嫌いじゃない」

立ち去るつもりはないようだな。闇から這い出た竜は低い声でそう言うと、空へ向かい咆哮をあげた。
それに合わせて蒼い竜も闇の底へと咆哮する。

「…この豊かな大地を北の人間らに与えてやると約束してしまったのでね。手合わせ願おうじゃあないか」

大いなる蒼炎と深淵の闇。その色は谷間の国の空を埋め尽くさんとしていた。

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素敵なエンカウントありがとうございました！
お借りしました
黒衣の翁エリテマトーデス
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そして、のばさんの描かれていた素敵な谷間の国の風景をイメ－ジさせて頂きました…！
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盟約を果たす者ソステヌート
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