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Artist's commentary
貯水タンクに浮かぶ少女を救命した話
その日貯水タンク清掃業務にあたった俺はとんでもないものを発見してしまう。
タンク内に下半身丸出しの少女が浮かんでいるのだ。
もう駄目だろうと思いつつ少女を引き上げ可能な限り救命措置を行う。
服を破き人工呼吸もしたがその時は必死でやましい事はなにも考えていなかった。
その後すぐに病院で意識を取り戻したのを聞いて初めて少女の裸に触れた事実を思い出す。
それから1週間して退院した少女とその親が一緒にお礼を言いに来た。
名前は日向しおりというらしい。
あの日俺がしおりちゃんに気づいたのは溺れてからすぐのことだったそうだ。
しかしなぜ貯水タンクの中で下を履いていない状態で溺れたのだろうか…。
親の説明では遊んでいて事故だったそうだが…。これ以上は聞くなという表情に深追いはできなかった。
そしてしおりちゃんのお礼の言葉もどことなく言わされている感が否めない。
本当にこれでいいのだろうか…。
…まあとにかく俺は彼女の裸を見て触れたんだ。
それだけで満足。これが正しいとかやましいとか仕方ないとか…そんなことはどうでもいいんだ。
これで終わり。