Artist's commentary
2022年総括&2023年抱負 (兼 月記 '22.12)
明けまして――
https://downloads.fanbox.cc/images/post/5036550/yoOZnvRQn4qYOV0zKrYar8Nj.png
えー、改めまして、明けましておめでとうございます。ゆづきアメです。
今年は卯なので、うさぎといえばあゆぴょんです!
というかうさぎ系女子(うさぎが似合う系女子?)がかなり好きなので、正直推しばかりで困りました(笑)
しかしこの歩夢ちゃん、過去のどの絵よりも可愛く描けました。すき。(自画自賛)
さて、そんな感じで珍しく0:01(←1分過ぎとる)に投稿もできたし、2023年はいいスタートが切れたわけですが、今年の抱負を書くにあたって、まずは昨年の反省から始めようと思います。
少々長くなりますが、お付き合いいただければ。
2022年の反省
先月の月記で、2022年の私を【クリエイター失格】と酷評しましたが、訂正します。
投稿してないだけで描いてはいて、でも実力は上がってないので、【カス絵師】と少し評価を上げてあげました。
一応絵師に昇格しているので上がってます。
でも正直ほんとに、去年の褒められるポイントが「赤点だけど0点じゃないからマシ」みたいなことしか浮かばないんです。要するに褒められないです。
まあ自虐はさておき、去年の問題点は主に二つ。
・ノルマを設定していなかった(SNSの運用法が悪い)
・他の絵師から吸収しなかった
一つ目について、2021年は「週に一枚」みたいなノルマで量をやってたんですが、2022年はそれを一旦やめ、一枚をしっかり完成させて質を高めることを考えたんですね。
ところが、自分の遅筆加減を甘く見ていました。
度重なるイベント、増える描きたい絵。時間的にも精神的にも、全く一枚に集中できませんでした。ずるずると完成が伸び、しかもすぐ別絵に心変わりしてしまう日々。
途中でもいいから投稿しておけばよかったのに、「未完成だしなぁ」「ノルマもないし」と出さない...。
背景などの苦手部分は一向に手付かずのままで練習にもならない。
あまりに投稿が疎かになって、夏にはリセット症候群みたいなのが発症しましたが、なんとか名前変更だけで済みました。
それでもやっぱり、SNSは大して改善できず、色々投稿しようかと思っても躊躇うし、秋のリステオンリーではいかに宣伝できていないかを痛感しました。
そして二つ目について、2022年は特に、他の絵師さん作品を見る機会が一気に増えた年でした。
それ自体は良い傾向なんですが、結局【見るだけ】で終わってしまうんですよね。
見てる時は確かに「あ、ここに寒色入れればいいんだ」とか考えるんですが、家に帰って描く頃にはそんなこと忘れてるんですよね。強いて言えば、描き終わってから
「あ」と適当なレイヤーで追加するくらい。それで学習したって言えるの?
あと地味にショックだったのは、自分と同い年くらいの人たちが主に今最前で活躍していると知ってしまったことです。
そりゃそうで、私は大学も終わりというところで急に絵師の夢に目覚めたので、それまでのキャリアはほぼ全捨てしたのに対し、順当に絵師の道を進んでいれば...というか、まともな人生を歩んでいれば、今が一番活躍している年ごろなわけです。
これも「まあ、夢見つかってない人よりはマシだから...」と言い聞かせてなんとか心の安寧を保つ日々。
しかも、色々見てるうちに、お金がだいぶ飛びました。そのくせ作業時間を増やしたいからと仕事日数は減らしたんですよね。やばいですね。
(あ、支援要請では決してないです、500円プランでも還元できず申し訳ないと思ってるので)
こんな感じで、褒めるところのない1年を過ごしてしまいましたが、12月から少なくとも投稿に関しては改善して、未完のままでも出すようにしました。
今はまたさらに別の改善案を考えたので、それを踏まえて2023年の方針をお話しします。
2023年の抱負
ざっくり言うとこれです。
『絵師として生きていくために出来ることを考える』
いきなりですが、今やってる『ブルーロック』っていうアニメがすごく面白いんです。
サッカー人生をかけて文字通り死に物狂いで奮闘する主人公たちの姿に魅せられます。
そこで結構自分のことにも置き換えられる話がたくさんありまして、今回は次の二点だけ、今後自分のすべきことと交えて書いていきます。
・絵師以外で生きる道はない
・自分の武器、勝利の方程式を考えろ
一つ目ですが、年齢の話だったりお金の話だったりもあって、少しだけ未来のことを考えたんですよね。
「このままで数年後に絵師として生きていられるか?」と。
アニメの中でもあったんですが、日本に生まれてよっぽどでなければ何かしらの方法で「生きていく」ことはできますよね。私も一応仕事日数を増やせばまあ大丈夫です。
でも、私は絵師として生きることを選択しました。筆を折る時は死を決めた時と言っても過言ではないです。
なので、絵師として生きていくために【本当に】必要なことを考えました。
それが二つ目につながるんですが、他の絵師さんを見ていると、本当にたくさん、いろんな作風がありますよね。でも「この絵はこの人だ」って分かるし、「その人らしさ」ってちゃんと固まってるんです。
つまり、その人の武器(強み)、神絵を描くための方程式が確立しているということです。
そしてそれを真似てみても、「真似」にしかならないんですよね。それは「自分の」作風じゃない。
そもそも自分の作風だって固まってませんから、今の時代、自分より上手い絵師なんていくらでもいるし、そういう人たちの中に埋もれていってしまう。
じゃあ自分にしかない武器ってなんだろう。ふと頭をよぎったものがありました。
今までたくさんの事を捨ててきてしまった人生で、数少ない、確実に積み重ねられてきたもの。唯一と言っていいくらいの自信があるもの。それは、【写真】でした。
アキバに行くだけでも持ち歩くし、なんだかんだで、旅行だったり聖地巡礼だったりで色々な場所に赴いては写真を撮ってきましたから、けっこう溜まってるんですよね。
「これは使えるんじゃないか?」と思うわけです。
背景の実力がなくてもなんとかできる。キャラに集中できるし、実は描きたい作風は制服美少女の何気ない日常風景だったりするのでそれにも合わせやすい。
正直「写真って手抜きっぽいよなぁ」感があって抵抗があったんですが、むしろ逆で、「時間無いなりに表現したいことを最大限表現するために写真を利用する」というのは悪いことではないし、オリジナリティも出せるし、ついでにハードディスクの奥底で眠ってる写真にも光を当てられる...良い事づくめですね。
それと写真とは別に、一番上の歩夢ちゃんを描いてて思ったんですが、線画工程を飛ばしたことで塗りに集中する時間が増やせたように思ったので、しばらく線画は飛ばそうかとも考えています。
さて、ここまで言っておいて何ですが...
継続するかは分かりません。
というか、何を継続させるか試行錯誤している状態なんです。
少なくとも12月の「とりあえずキャラだけパパッと(進捗は不問)」みたいな絵はイマイチ今後の成長に繋がる気がしなかったので、それを踏まえて考えた現時点での新しい方針が写真の利用ということなんです。
思考だけする時間はわりと取れるので、今後も色々と成長するためのアイディアを出しては実践してみようと思います。
そんなわけで、『絵師として生きていくために出来ることを考える』というざっくりした目標になるわけです。
今は、とにかく投稿頻度ですかね。落とさないように注意しつつ、やれることを考え、確実にレベルアップしていけるよう努力し続けます!
というかやっぱり可愛い女の子描けると楽しいから!!(すなお)
長くなりましたが、今年も宜しくお願いいたします!