キャリアウーマンと女子大生の組み合わせってさ…
ちょっとサイゲくんさ…わかってやってるよね…？

はぁ〜〜〜〜〜〜〜………

はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜……

じゃあなに？

打ち合わせの途中、ちょっとした雑談の中で
「私って、あんまり日本酒って得意じゃなくて〜」ってエルフィーが呟いて
「じゃあ、美味しい日本酒のあるお店行こっか」　なんて涼花さんが誘って
ちょっといい日本料理屋に二人で行くんだ

でさ、「わっ！日本酒ってこんな美味しんだ…！」なんてエルフィーが
目をキラキラさせながら驚いてるところを涼花さんは嬉しそうに見てるんだ。
慣れない日本酒で飲みすぎてしまったエルフィーはへべれけになってしまって
「ウチでちょっと休んできなよ」って涼花さんちにお邪魔してさ、
キャリアウーマンだし広告代理店勤務だし、
間接照明とかおしゃれな家電とか洒落た家に住んでる涼香さんに
「カッコいい…」なんて大人への憧れを抱くんだよな

でさ、「はい、お水」なんてペットボトルのお水もらってさ、
その水もコンビニじゃ見ないような海外のブランドなんだよ。
酔っ払った時に飲む水って、普段のスポーツで汗かいた時に飲むような水の味とは
ちょっと違うななんて思いながらちびちび水を飲んでるエルフィーに
「大学の飲み会でもあんま飲みすぎちゃだめよ」って涼花さんは微笑みながら言ってさ、
ビジネスではパートナーとして対等に付き合ってくれてる涼花さんだけど
こういう時には子供扱いなんだ…なんて、ちょっと距離感というか
自分の幼さとかそういうのをエルフィーは感じちゃうんだよね

でさ、そういう「カッコいい大人への憧れ」みたいなのをそこから意識していって
お酒の付き合い方を涼花さんから学んだんだ。
お酒飲んだ時には同じ量の水を飲むように気をつけたりしてさ、
涼花さんからも「飲み方がスマートになったね」なんて褒められてさ、
「今度二人でBARに行ってみる？美味しいウイスキーがあるって会社の先輩に
勧めてもらったんだ」なんて涼香さんに言ってもらって
また彼女の新しい一面を知れた嬉しさと共に「その先輩って男の人？女の人？」
なんて、口には出せないけど、そういうちょっとモヤっとした気持ちを
エルフィーは感じちゃうのよ

でさ、「初めて行くところで、女性一人だとちょっと怖かったんだけど…
エルフィーが一緒なら大丈夫だね！』なんてはにかみながら涼花さんが言ってさ
自分が頼りにされてるって感じて、ちょっとは彼女に近づけたような
気持ちになってさ、嬉しいんだよね、エルフィーは。
でも、次の飲み会ではちょっと飲みすぎちゃおうかななんて思ってる。
だってそうすれば、またあの時みたいに涼花さんに甘えることができるから……

こういうこと！！！？？？！！！？？！！？？！？？！？？！？？！！？？？！！？