Artist's commentary
【命の系譜】イオリカ【第3世代】
命の系譜・第3世代pixiv #31077006 » 「ネフェレの子」三代目当主・イオリカ 男性 18歳
■「ネフェレの子」当主・キネラリアpixiv #30491881 »と「白虎族」当主・天火pixiv #30491589 »の息子。天呼pixiv #31293549 »の弟。
■母方からはネフェレの子の馬体と翼、ナイアードの薄膜の瞳と中栓のある耳、父方からは白虎族(獣型)の前肢、ルータウルの尾を継ぐ。
■東を中心とした脅威から逃れるため、人目を避け森や野山を西へ転々としながら育てられた。優しい太陽のような父と厳しい渓流のような母、十歳離れた逞しく優しい姉という三人の保護者と自然に囲まれ、幼い頃は混血狩りに怯えながらもさして不自由を感じずにいたが、長じるに連れ周辺以外の世界の惨状を知り静かに義憤を燃やしていく。やがて雇兵を生業としていた祖先に倣い姉と共に対サブノック連合の中心であるヴィネア王国へと馳せ参じ、最前線へと身を投じていった。希望の光が差す世代、その光の一筋になれるようにと。
■性格は明朗快活。理想家ではないが楽天的。家族が大好きな末っ子気質の甘えただが「ネフェレの子」の戦士の教えと気質はしっかりと継いでおり、ひとたび弓弦を引けば母以上の峻烈さを覗かせる。
■翼が退化したため飛行能力が落ち、祖先の墓参りが出来ないのがとても残念。代わりに父譲りの脚力で跳ねたり走ったりが好き。対サブノック戦線にいる人は皆仲間。敵でも強者にはちょっとわくわく。あと姉が自分の面倒を見ていたため嫁き遅れないか心配。
11/14「私には、おまえは何より眩い光、そして誰より可憐な花だ。早く戦を終わらせよう。子らが満天を仰げるように」pixiv #31356581 »
■双子の子供たち、エリュトロスpixiv #32425038 »とエリオフォラpixiv #32439031 »が巣立った後、平穏を迎えた世界でその生涯を終える。傍らには愛しい伴侶の姿が常にあり、老いてなお、誰の目にも仲睦まじい夫婦であった。一族の墓に詣でることは叶わなかったが、その墓は故郷の霊峰を臨む美しい場所にあるという。生前に交わした「私が死んだら屍をおまえの馳走にしても良いぞ。もしかしたら非常な美味かも知れん」という戯言が果たされたかどうかは定かではない。