Artist's commentary
【命の系譜】エリオフォラ【第4世代】
命の系譜・第4世代illust_id=31830029 「ネフェレの子」四代目当主・エリオフォラ 女性 29歳
■「ネフェレの子」当主イオリカpixiv #31287321 »と「リントブルート」当主エルノーラpixiv #31356581 »の娘。エリュトロスpixiv #32425038 »の双子の妹。父方からネフェレの子・ナイアード・白虎族・ルータウル、母方からリントブルート・グラインの特徴を継ぐ。姿は左右非対称で体は紅の竜鱗と様々な色の羽毛に覆われ、その先端は必ず金と薄緑。巨大な翼は羽ばたけば散って若葉の様な花弁を舞わせる。母方の血の影響で日光に弱く浴びれば浴びるだけその身を焦がすが、一時間程なら問題ない。他の負傷と同じく吸血で治る。竜に化けられたのは今まで一度だけ。その腕は弦を引けず、しかし伝統の弓は御守りとして肌身離さず持っている。
■純真な月光たる母と闊達な陽光たる父に愛され育てられた娘は、人見知りで少し我が侭ながら活発で冒険心旺盛に育つ。両親の心配をよそにお人好しで優しい兄を連れ、度々無断で住処を抜け出した。やがて世界を巻き込む大戦は終わるが未だ平穏には遠い世で、少女は人見知りを抱えつつも父と同じ傭兵を志す。伝統に倣い、混血純血・貴賤の別なく求める者に手を貸す道を。戦士の魂を継いだ娘は人の腕で剣を握り竜の腕で刃を払い、母の翼で空を舞い父の四肢で大地を駆け、艶やかな戦華として名を馳せた。
■■命の系譜お疲れ様でした。婚姻を結んで下さったニンファエア/エスヤさん、天火/まつださん、エルノーラ/藍宙潤さん、何より素晴らしい企画を立ち上げて下さった主催様、副主催様、皆様ありがとうございました。本当に充実した四ヶ月間でした!
「ネフェレの子」は世代を重ね、姿も伝統も元の形を失っていく。やがてその様子を伺えるのは古い書物の褪せた頁や忘れられた詩歌の中のみとなるだろう。だが彼らの末裔はその血と魂を継いでいる。今もどこかで、きっと世界の終わりまで。